東北復興支援バスツアー
東日本大震災から1年8ヶ月が経ちましたが、復興はまだまだ進まない現状です。私たちは、これからの支援の為にも是非被災地を見学したいと思い、仙台パイロットクラブの皆様のご協力を得て、チャーターしたバスを仙台から乗って、石巻へ向かいました。車中では、ご準備頂いた資料のご説明を受け、また仙台パイロットの皆様がご体験された3.11のご様子を伺いました。 高速道路は工事中、復興途上です。
石巻に着いてから津波の被害にあったお寿司屋さんで昼食です。ここで、ご家族を亡くされた甥っ子さんを引き取られた被災者の方のお話を伺いました。まだ小学校低学年の甥っ子さんがご両親とお姉さまとお祖母さまの死を受け入れて、健気に生きるご様子に、一同涙が止まりませんでした。
高台である日和山公園から海を一望します。更地が広がり、震災のがれきが山積みされています。復興の道のりは長いと実感致します。
女川町へ向かう道すがら、津波の被害で廃屋となった校舎を いくつも見ました。この学校に元気に通っていた子供たちの人生を、 地震と津波が奪ったのです。
女川町立病院は高台にあるのですが、そこも1階まで津波で浸水したそうです。駐車場には慰霊碑が建てられていました。そして眼下には横倒しの建物がそのまま残っていました。
最後に訪れたのは、70名以上のお子さんが亡くなった大川小学校です。津波に呑まれた子供たちの無念と恐怖を思うと、胸が締め付けられます。亡くなられた方の御霊を祀る慰霊碑には沢山のお花が供えられていました。私たちもご冥福をお祈りしました。
今回のバスツアーは、仙台パイロットの方のご尽力により、実現しました。貴重な経験であり、有意義な視察でした。仙台パイロットの皆様の温かい友情に心から感謝申し上げます。
仙台パイロットの皆様、本当に有難うございました。これからも絆を深めましょう!!
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